出会いは宝物

最愛の母が天国へ旅立ってから早1年。
深い悲しみを抱えながら、いろいろなことを経験した1年でしたが、一周忌を終えて、ようやく心の中のモヤモヤしたものがなくなったように感じています。

悲しみと体の不調から、心が折れて、悲観的になっていた時に、周りにいるたくさんの方に励まされ、支えてもらったおかげで、元気を取り戻すことができました。助けてくださったみなさん、本当にありがとうございました♡

さて、今日は最近読んだ、素敵な本の紹介から。
本のタイトルは『向日葵(ひまわり)のかっちゃん』(西川司著 講談社文庫)。函館出身の作家、西川司さんの自伝的小説です。

主人公のかっちゃんは、小学4年生まで満足にひらがなもかけず、ひまわり学級(特別支援学級)にも在籍し、周りからはバカにされ、自信をなくしていました。ですが、転校した小学校で、熱血で心温かい森田勉先生と出会ったことがきっかけで、ぐんぐん力を伸ばし、小学校の卒業時には、代表として答辞を読むまでに成長していく、というストーリーです。

たまたま、夫の机の上にあるのを見つけ、読み始めたのですが、発達障がいを抱えていても、関わり方でその子の能力がこれほどまでに引き出されるものなのか!と改めて驚かされました。
小説は、笑いあり、涙あり。特に最後の場面では、感動的なシーンに号泣しました。

あとがきの中で、西川さんは「自分が脚本家になれたのは、森田先生との出会いがあったからこそ」と書いています。
残念ながら、恩師である森田先生は、中学校の校長先生を退職して間もなく、病気で他界されたそうです。

うーん、本当に残念。是非、森田先生に直接、お会いしてみたかったなあ!
という感想を、夫に話したところ、今夏、函館で、その小説を原作とした演劇の公演が行われることを、教えてくれました。

嬉しいサプライズ!早速、公演のチケットを手配した私です。
舞台の中で、森田先生がどのように演じられるのか?かっちゃんの成長はどう表現されるのか?と今からワクワクしています。

ところで、映画「ビリギャル」のモデルになった小林さやかさんのことをご存知ですか?
高校2年生の時に「聖徳太子」を知らず、「せいとくたこ」と読んだほど勉強していなかったのに、ある予備校講師との出会いをきっかけに、学年ビリの成績から現役で慶應義塾大学に合格しました。この話を、その実在の講師がノンフィクション作品で書いたところ、大ブレイクし、有名になった方です。
今、彼女は札幌の私立高校で、教育現場を学ぶ実習生をされているそうで、先日、テレビ番組に出演していました。その時、小林さんは「あの先生との出会いがなかったら、今の自分はなかったと思う。」と発言していました。

本当に、出会いって大切なんですね。目には見えないけれど、良い出会いは人生における宝物だと思います。

実は私、最近、とても素敵な先生と出会う機会があり、憧れから、あることを習い始めました。
何を始めたかは、今は内緒?そのうち、お伝えしたいと思っています。

『向日葵(ひまわり)のかっちゃん』の公演は8月23日(木)、函館市芸術ホールで行われます。お近くにお住みの方、是非、舞台に足を運んでみませんか?
IMG_0343-2018-07-2-08-53.jpgIMG_0344-2018-07-2-08-53.jpg

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">