更年期同志のみなさんへ

先日、我が家の双子が18歳になりました。
双子育児は大変で、何度も「もう限界」と心が折れそうになりましたが、何とか18年やってこられました。自立してくれるまでもう少し?親としてサポートに励みたいと思っています。

ところで、厳しい冬がやって来ましたね。冬でも晴れることが多い十勝地方で生まれ育った私は、どんより曇りがちな日が多い札幌のこの季節は、ちょっとブルーになりがちです。ただでさえ、更年期で心身ともに不安定なお年頃なので、ここ数年はなおさらです。
朝、暖かな布団から出るのは本当にしんどいですし、何とか起き出して子供を送り出した後は、ぼーっとして家事に取り掛かるまで、すごい時間がかかってしまいます。数年前までサクサクとこなせていたことができない自分に、ため息をつくことが多くなりました。

急に体がほてり汗が吹き出したり、反対に寒くて仕方がなかったりする体の反応、小さな出来事にも心が揺らぎ、塞ぎ込んでしまう心などなど、日々、大波小波の更年期!うーん、どうして何事もなく通り過ぎる人がいるのに、私はこんなにホルモンの変化に影響されるの?と更年期の不調を疎ましく感じていました。

でも、先日、PHPという小冊子の中で、作家のあさのあつこさんが書いていた文章を読み、ちょっと心が救われました。
それは「自分は更年期障害を経験していないので、その辛さは分からない。更年期の障害がなかったのは一見、良いことのように思えるけれど、見方によっては『経験の欠如』で、それを経験した人にしか分からないことがある」と書いてあったのです。

「なるほど、私は更年期について、貴重な実体験をさせてもらえているんだ」と思えば、マイナスばかりでもないかと、少し前向きに受け止められるようになりました。

もう一冊、心が軽くなった本も紹介しますね。「自分にやさしくする整体」(片山洋次郎著、ちくま文庫)の中に、こんなくだりがありました。
「誰でも一生の間にはどうしても気合いの入りようがない時期というものがある。たとえば、出産の直後や大切な人を失ったとき、大変な落胆をしたとき。それ以外に特別な理由がなくても力が抜ける時期というのがある。(中略)このような「脱力」状態は、成長の節目、老化の節目に起きるいわば、身体組み替えの過程。思いきり休むのがよい」。更に、「この時期に心身をゆったりさせて多くを吸収できれば、以前よりもっと豊かに、より元気になる」と書かれていたのです。

家の書棚にあったので、何気なく手にとってみたのですが、これを読んだときは、心からホッとしました。「更年期の最中に、最愛の母を亡くした(昨年6月逝去)のだから、今は、やる気が起きなくても仕方ないんだ」とあきらめもついたし、「もう、このまま年とともに、どんどん元気が無くなっていくのかな?」という不安感もかなり薄まりました。

娘と双子の3人の子育てに加え、20年に及ぶ母の闘病に寄り添い、看取り終えたことなどで頑張りすぎて疲れた心と体を、今は休め、大好きなゴスペルを歌いながら、充電しよう。そうして、しっかりチャージされたら、また、新たな自分をスタートさせればいいや!
ようやく、そんなふうに受け止めることもできるようになりました。

更年期同志のみなさん、どうかあまり無理をせず、自分の体と心をいたわりながらお過ごしくださいね。
年末の大掃除もほどほどにしておきましょ!

期間限定のいちごモンブラン。美味しかったですよ。時々、自分へのご褒美も忘れずに♡
IMG_0409-2018-12-24-11-51.jpg

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

更年期同志のみなさんへ への2件のコメント

  1. さおりん より:

    恭ちゃんこんにちは。
    双子ちゃんたち18歳\(^-^)/おめでとうございます。時の経つのはなんて早いのでしょう、健やかな成長が嬉しいです。恭ちゃんも毎日のサポート、本当にお疲れ様。
    さて、わたしも表題の一人です。思うようにならず、日々気持ちが揺れ動きます。
    ブログを読んで、恭ちゃんの優しい言葉の粒にとても癒され、心があたたかくなりました。ありがとうね。

    • kyochan より:

      さおりんさん、早速のコメントありがとうございました。
      「優しい言葉の粒にとても癒され、心があたたかくなりました」とのコメントに、私の方こそ、心が温まりました♡
      思うように文章がまとまらず、ブログを書くのに時間がかかってしまいますが、心温まるコメントに「書き上げて良かった!」と嬉しくなりました。
      みなさんと共有したい思いがいろいろあるので、これからも書き続けていきたいなあと思っています。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">