気がつくともう11月。朝晩は冷え込み、寒暖の差が大きく、体調管理が難しい季節になりました。みなさん、いかがお過ごしでしたか?
私は先日、ゴスペルのコンサートを終え、ホッとしているところです。昨年の5月から通い始めたゴスペル教室。その半年後の11月、初めてコンサートに参加し、クワイア(聖歌隊)として3曲歌う経験をしました。
あれから約1年、今年は自主コンサートということで歌う曲は何と15曲!そのほとんどが英語の歌詞なので、全曲覚えきれるかどうか自信がなく、コンサートが近づくにつれ緊張感が増し、少し憂うつな毎日を過ごしていました。
そんな時、励ましてくれたのは、教室仲間で先輩のSさん。
自信がなく憂うつな心の内を話したところ、「みんなそうだよ。今の時期は、試験前の学生みたいな気分になるんだよね。でも、本番を終えた後の達成感が大きくて、終わってしまったら、ブルーだった気分を忘れて、また、今度も頑張ろうという気持ちに変わるから。だから、大丈夫、一緒に頑張ろう。」と、経験談を教えてくれたのです。
その話を聞いて、かなり心が軽くなり、気持ちを立て直すことができました。
そして迎えた本番当日。自分でも驚くほど緊張せず、歌詞を間違えることもなく、仲間と声を合わせて歌い、踊り、コンサートを楽しむことができたのです。もちろん、Sさんが話してくれた達成感を味わうこともできました。
15曲と聞いて、最初は諦める気持ちもありましたが、やってみる前から諦める方が後悔する気がしたので、思いきって参加することを決めました(参加は自由意志なので)。無事に終えた今、本当にチャレンジして良かったと思いますし、更年期の不調で失いがちだった自信を少し取り戻すことができたように感じています。
ゴスペルはGOD SPELL(神のことば)とGOOD SPELL(良き知らせ)が変化した言葉で、聖書の言葉、メッセージそのものを表し、そのメッセージにメロディーを乗せたものがゴスペル音楽と言われています。
教室の先生であるNatsukiさんは、ゴスペル音楽の中に含まれている素敵なメッセージを知り、歌うことで、心は癒され、解放され、希望を持つことができることを、折に触れ話してくださいます。
私はクリスチャンではないですが、苦しい時、辛くて心が折れそうな時、ゴスペルを歌うことで、前を向いて進んでいく力をもらえている気がします。ゴスペル音楽には自分が生かされ、守られていることへの感謝を思い起こす、力強いメッセージが込められているように感じています。
習い始めの頃は、声を合わせて大きな声で歌うことがとても楽しく、そのメッセージを感じ取れていなかったように思いますが、習い始めて1年半。特に今回は15曲を覚えるために、何度も繰り返して歌ったことで、メッセージが自然と私の心の奥深くに染み渡り、今まで以上にゴスペルの持つ癒しの力を実感しているところです。
何事も続けていくことで、理解が深まっていくんですね。これからも歌い続けていくことがますます楽しみになってきました♡
そして、40人の仲間と一緒に、心を一つにしてステージを作り上げていくという喜びも貴重な体験になりました。
50歳を過ぎてから、心がワクワクすることに出会い、新しい友人関係もできたことは、本当にありがたいことだと感謝しています。
時々、近くの円山に登って、ゴスペルを歌っています。自然の中で、心地よい風を感じながら歌うのはサイコーに気持ちが良いです♡ただ、人と行き交うことが多く、大きな声で歌えないのが、ちょっと残念ですが。