子どもをノックアウトしていませんか?

今年の夏も暑いですねえ。この暑さの中で大変なのは食事作り!加えて、中2の我が家の双子の食べっぷりの良さ。ただでさえ大変な炊事が、更にしんどい今年の夏です。皆さんはいかがお過ごしでしょうか?

さて、今回は先月、双子の通う中学校で開かれた講演会のことをお伝えしたいと思います。講師は有名な教育評論家の親野智可等さん。4万5000人以上が読んでいると言われているメルマガ、『親力で決まる子どもの将来』の筆者です。

小学校の教師生活23年の親野さんは、現場で出会った多くの親子のエピソードから、親の関わりについて、とても示唆にとんだ話をしてくれました。

私が一番印象的だったのは、子どもを叱ることの弊害についてです。

人格を否定するような言葉(例えば、情けない、バカだね、など)を浴びせるのは良くないというのは、多くの人が知っていて気をつけている。でも、物事や行為について、否定的に叱りつけることは、平気でやってしまっている。
ボクシングに例えれば、人格否定は、メガパンチで一発ノックアウト。否定的な叱り方は、ジャブ(繰り返しのパンチ)で、結果的にはノックアウトすることになる。
そうやって追いつめられた子どもは、頭では親の言うことを理解していても、気持ちがついていかずに、心の窓が閉じて、何も話してくれなくなる。

と、事例を交えて伝えてくれました。聞いている私は耳が痛かったです(苦笑)。私も子どもをノックアウト寸前だったかなと?

中2という中だるみしやすい学年のせいもあるかもしれませんが、双子の男子の部屋はより乱雑になり、生活リズムも崩れがちで、一言で言うと、だらしがない状態。言っても適当な返事で、あまり改善せず、私のイライラもアップ。つい感情的に、「また、いい加減にしている!」と叱ることが増え、それまで、割と良好だった関係も、ぎくしゃくすることが多くなっている状況でした。

なので、親野さんの話を聞いて「このままいくと、そのうち会話がない関係になってしまう」と危機を感じました。
講演のあった夜は、どうしよう?と頭の中で不安がグルグルし、良く眠れなかった私です。

翌朝の目覚めも悪く、倦怠感で家事も進みませんでしたが、このままではいけないと、ここ数ヶ月の生活を振り返ってみました。
3人の子育て、学生指導の仕事、放送大学の勉強などがあり、毎日忙しく、時間に追われて心に余裕がなく、自分をほめていないこと(というか自分を追いつめていること)に気がつきました。

そこで、何とか、軌道修正しようと、最近さぼっていた『ほめ日記』を書いてみようと思いつきました。忙しさの中でも頑張ってこなしていた自分をほめているうちに、前向きな気持ちになり、「今、気がつけて良かったんだ!まだ、間に合う。そうだ、子ども達に手紙を書いて想いを伝えよう!」というアイディアが浮かんできました。(口で言うと、感情的になり、うまく伝えられそうになかったので)

手紙には、あれこれと口うるさく、嫌みが混じった叱り方をしてしまったことを謝り、これからは、否定的な表現で叱ることはやめること。もし、そういった言葉を言ったら、指摘して欲しいこと。ただし、「~した方が良い」という提案はすることなどを書き、双子の部屋に貼っておきました。

私の手紙を見て、子ども達の生活がすぐに変わることはありませんでしたが、小言を言いたくなっても、それを抑え、伝えるときは「~してくれる?」とお願いするか、まあ、許されるかな?ということには、目をつむるように努力しました。
そうしたら、何だか急に家の中の空気が穏やかになり、子ども達にも元の笑顔が戻り、うるさく言わなくても、それなりに片付けなどをしてくれるようになったのです。

「ほめ日記」で自分をほめていると、思考がプラスになり、不思議と自分以外の人(特に家族)の良い面も見えやすく、悪い面が気にならなくなることを、ワークなどでお伝えしていますが、改めて、実感した私です。

私がこの「ほめ日記」に出会ったのは、もう、11年前のことになります。
その日記の提唱者である手塚千砂子さんから、先日、ブログを開設したというメールを頂きました。

コンパクトで読みやすく、日々、更新もされているので、毎日のほめ日記の書き方の参考になると思います。是非、ご一読してみて下さい。そして、読んで良かったなと思ったら、「いいね」のクリックもお願いします♡
ブログのアドレスは、http://ameblo.jp/homecchi/ です。

夏休みも後半。「こんな暑い中でも、毎日、家族のためにご飯を作っている私は、えらい!」と自分をほめながら、何とか、頑張りましょうね!

疲れた時には、カフェでリフレッシュ!開放感のある素敵なカフェでした。時には、気分転換の時間も必要ですね。
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子どもをノックアウトしていませんか? への2件のコメント

  1. yuka より:

    小4の生徒に「いつもかんぺき」と楽譜に書かせたところ、
    本当に完璧に弾いてきました。
    「できる!」と二人で喜んで、書かなくてもできるんじゃない?というと、
    渋い顔・・
    「書くと盛り上がるの??」と言うと、頷きました。
    じゃ、書くか!!

    子どもは向上心満点!!
    自分の力とちょっと少しが丁度良くて、
    それが認められると嬉しくて、
    さらに頑張っちゃえるのですよね。
    失敗を言葉でわからせようとすると大抵もっと失敗します。
    20年以上、たくさんの失敗を重ねて、
    少しだけ子どもに対応できるようになってきましたが、、、
    まだまだ、試行錯誤です。本当に難しいです。

    子育ては自分の子どもとのその場限りの真剣勝負?
    だから、えらいです。

    • kyochan より:

      yukaさん、早速のコメントありがとうございます。
      ほんと、子育ても試行錯誤ですが、愛の心で対応すれば、間違うことはないのかな?と思っています。
      えらい!とほめて頂き、嬉しかったです♡
      やっぱり、ほめられるって嬉しいわ!

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