一気に雪景色ですねえ。いよいよ厳しい冬の到来です。みなさん、いかがお過ごしですか?
私の今の楽しみの一つは、金曜の夜10時からの医療ドラマ「コウノドリ」。
産婦人科医でジャズピアニストでもある鴻鳥(こうのとり)サクラ(綾野剛)が主人公で、医師や助産師などが関わる妊婦さんとその家族のストーリーが描かれています。経済的理由で健診を未受診のまま出産する妊婦さんや不妊治療でようやく妊娠した年齢の高い妊婦さんの出産など、毎回ハラハラドキドキの連続です。
そんな中で、無事産まれてきた赤ちゃんの映像にホッとし、ふと自分の出産の時の記憶がよみがえってきたりもします。
(子供は19歳の娘ともうすぐ15歳になる双子の息子なので、出産はもうかなり前のことになりますが。)
実は私、双子を出産する前年に、流産を経験しています。ごく初期の流産でしたが、心音が確認できないことを告げられた時、驚きと悲しさで、診察室で泣いてしまいました。助産師さんに「まだ若いんだから、次があるじゃないですか」というような言葉をかけられましたが、そんな言葉は慰めにはならず、ただただ、深い悲しみに打ちひしがれていたように思います。
でも、その後、半年しないうちに妊娠し、無事、双子を出産。その時に友人が、「天国に戻っていた魂が戻ってきたんだね」とお祝いのメッセージをくれたのです。私は、そんな風な考え方もあるんだなあと、そのメッセージがすっと心の中に入ってきて、1年前の悲しみが消えて無くなるような気がしました。
ところで、みなさん、胎内記憶という言葉を耳にしたことがありますか?
細かく分類すると陣痛から誕生までの「誕生記憶」、お腹に来る以前の「中間生記憶」などの分け方もあるようですが、一般的には生まれる前の赤ちゃんの記憶をまとめて「胎内記憶」と呼ぶらしいです。
先日、胎内記憶について書かれた『ママを守るために生まれてきたよ』(池川明著、学研パブリッシング)を友人から借りて読んでみたのですが、命の不思議について考えさせられました。
その本には、子供が語る胎内記憶の共通のイメージとして、「生まれる前は雲の上のような安らかでのんびりしたところで暮らしていて、お母さんになる人を自分で選び、自分で生まれることを決めて地上に下りていく」といったものがあると書かれていました。さらに「きょうだいで生まれる順番を決めてきた」という子供の話も。
もし、そうだとしたら、我が家の双子は順番が決められず、一緒に生まれることになったのかしら?などど想像を膨らませると、なんだかほっこりした気分になりました。
子供が自分を選んでくれたとしたら嬉しいことですね。
また、「コウノドリ」を見ていると、子供達が無事に生まれ、そして、元気に育っていることは当たり前ではなく、とってもありがたいことだなあという気持ちが、心の奥からわき起こってきます。
今、双子は中3の受験生。志望校の絞り込みなど、あれこれと気をもむことも多いですが、生まれてきた時の感動を思い出すと、日常の思いわずらいも、小さなことのように受け止められる気がしています。
お子さんをお持ちの方は、いかがですか?子育てが思うようにいかない時、出産した頃を思い出すと、ちょっとだけ見方が変わり、心が楽になるかもしれませんよ♡
今月末、紅葉が見頃?だと思われる京都へ行ってきます。でも一番は娘と会っておしゃべりしながら過ごせることが大きな楽しみ。次回は、紅葉の写真をお見せしたいなあ。ちなみにこれは息子の母子手帳です。