皆さんは、ご自分のお子さんを、普段、どのように思っていますか。
可愛いと思っていますか?それとも心配だなあと感じていらっしゃいますか?
精神科医で子育てに詳しい佐々木正美先生が、著書の中で
『親が自分の子どものことを「可愛い」と思い続けて育てることができれば、子どもは必ず「可愛い」子どもに育つ。
しかし、「心配な」子どもだと思い続けて育てれば、その子は必ず「心配な」子どもに育つのである。
子どもは親や周りの大人たちが「思っている」あるいは「感じている」通りに育つものだが、「望んでいる」通りには容易に育たない。
だから子どものことを「信じて」やりさえすれば、大抵は「信じられる」ような子どもに育って行くものなのに、「心配だ」と言って「信じてやらない」から「信じられない」子どもに育ってしまうのだということを、本当にたくさんの事例から教えられてきた』と書いていました。
(相田みつお書、佐々木正美著『なやみはつきねんだなあ』から抜粋)
いかがですか?臨床で多くのお子さんを診てきた先生の言葉にどきっとしますね。
私は、この一節を読み、Y子さんが以前、このブログに書いてくれたコメントを思い出しました。
友人の息子さんが京大にストレートで合格したときの話です。
どのようにして、現役で合格できたか聞いたところ、その友人は
「何も特別なことはしていないけれど、私は息子の勉強が難しくて分からなかったので、いつも“わあ、すごい、天才みたい”と本気で尊敬していただけ」と答えてくれたそうです。
本気で尊敬し、天才と思っているから、その通りになったのでしょうね。
もちろん、そのお子さんは、本当に優秀だったのだと思いますが、それを伸ばしたのは親の言葉だと思いませんか。
子どもも大人も、みんな、それぞれに良さがあるはずです。
身近にいる親がそれを見つけて、どんどん伝えてあげれば、子どもは自分に自信をもって、自分のプラス面を伸ばして行けると思います。
思い立ったら吉日。早速、今日から、お子さんに伝えてみてはいかがでしょうか?
大好きな親にほめられた、お子さんの笑顔が目に浮かんできませんか。
子どもと三角山に登った時に、子どもが撮った写真です。なかなか良い写真でしょう?
何と言われようとも、私は、できるだけ親バカな母でありたいと思ってます。