子供の感性って素敵!

6月も半ばになり、木々の緑がより濃くなってきているように感じます。

一学期の一大イベントの運動会が終わりましたが、まだ運動会の余韻が残っている私です。

先日、北海道新聞朝刊の「いずみ」欄に「一等賞」というコラム記事が掲載されていました。

小学校に入学後、歩けるようになったダウン症の小6の息子さん(Hくん)は、いつも徒競走で最下位。そんなHくんが、運動会に向けた審判係の練習の競争で、1位でゴール。それは、周りの子供たちがHくんの「1位になりたい」という思いを実現させようと決めて、わざとゆっくり走り、わずかの差で負けるという場面を作ってくれたから。子供たちの素敵な演技力、優しい気持ちに胸が熱くなった、という内容でした。

ハンディを持ちながら普通学級に通学している自分の子供が、クラスメイトに大切にされている姿を見て安堵したお母さんの気持ちが、痛いほど伝わって来て、私は朝から泣いてしまいました。それと同時に、子供たちの持つ優しさに心うたれました。

我が家の小6の息子たちも、同じように優しい思いやりの心が育っていてほしいなあと思います。

今、ちえりあで開催しているほめ日記講座の中でも、運動会にまつわる素敵な話を聞くことができました。

2回目の講座の中で、最近の良かったことを発表してもらいましたが、小学校2年生の男の子をお持ちのEさんは、運動会に向けてお子さんが書いた「家族が応援しに来てくれたら、ありがとうと言いたい」という一文が学級通信に掲載され、子供の成長を感じて嬉しかった、と報告してくれました。

小2のお子さんなのに、すごいなあと感心して、お子さんとの関わりの様子を少し詳しく教えてもらいました。

運動会当日、あまり運動が得意でないお子さんは、徒競走で良い順位ではなかったそうです。そのことで落ち込んでいる子供に、応援していたEさんのご主人は「去年より早くなって良い走りだった、よく頑張っていたね」とほめたそうです。

他の子と比べるのではなく、自分の頑張りを認めてくれる親からの言葉を、お子さんはとても嬉しい気持ちで聞いていただろうなあと、その光景を思い浮かべて、心がほっこりしてきました。

きっとEさんのご家庭では、普段から、その子自身を認める関わりをしているから、お子さんは感謝の気持ちを伝えたくなったのでしょうね。

あらためて子供は、大人が思っている以上にみずみずしい感性を持っているなあと感じます。

子供の素敵な感性を、つぶさずに伸ばすために、私たち大人が良い見本となれればいいですね。

その方法の一つとして、周りの人の良さをほめ、伝えることで、豊かな人間関係を築き、その後ろ姿を見せることで優しい思いやりの心が育って行くのではないかと思います。

先日も講座の中で、ほめ合う練習をしましたが、その場が明るくなり、とても楽しい時間になりましたよ。

みなさんも言葉のギフトを周りの方に送ってみませんか?

滝野すずらん公園のチューリップ畑、色とりどりで可愛らしかったです。小さく映っている人影は、私の一番の理解者である夫です(よいしょ)。

P1010149-2012-06-16-09-55.jpg

カテゴリー: 未分類   パーマリンク

子供の感性って素敵! への2件のコメント

  1. あおの ひなこ より:

     はじめまして。
     先日道新のいずみ欄に「一等賞」を投稿した青野と申します。
     しょうがいがあってもなくても分けるべきではないという私の信念から息子はずっと普通学級で過ごしています。親の付き添いや学校との関係など今まで大変だったことはありますが、周りの子どもたちとの関わりを見ていると、子どもたちの世界にしょうがいの有無は関係なく一緒に過ごすことでお互いに学び合えることが実はたくさんあることに気がつきました。そしてたくさんの人にもそれをお知らせしたいといつも思っています。読んで下さってありがとうございました。
     
     
     

    • きょうちゃん より:

      青野さん、コメントありがとうございます。
      「いずみ」を書いたご本人様からのコメントにびっくり!
      嬉しいサプライズでした。
      先日、ちえりあでの講座の最終回で「一等賞」の投稿記事と青野さんからのコメントを紹介させて頂きました。受講生の皆さんは力強くうなづきながら、聞いて下さいましたよ。
      青野さんの思い、多くの人に伝わると良いですね。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">