スポーツの指導

大阪市立桜宮高校の体罰事件をきっかけに、スポーツ指導について多くの報道がされています。

先日、NHKの「クローズアップ現代」という番組でこの事件が取り上げられ、桜宮高校の元バレー部員が、「バスケット部だけでなく、バレー部でも勝つためという名目で、多くの体罰が行われていた。だけど、暴力による指導で強くなることはなかった」と話していました。部員たちが克明に記した日記には、ひどい体罰の様子が記されていて、聞いているだけで胸が苦しくなってきました。一緒に番組を見ていた小6の双子たちは、そのひどさに怖くなった様子で、途中で見るのをやめてしまった程です。

重い話題から入ってしまったので、それとは対照的なちょっと素敵なエピソードを紹介しますね。

先週末、札幌市フットサル大会が開催され、区の予選を勝ち抜いた32チームが4ブロックに分れて、試合を行いました。

双子の一人Rが所属する少年団チームも出場し、自分たちの力を出し切り、期待した以上の結果の3連勝で準決勝進出を決めました。

その試合が終わった直後のこと、1-0で破れた相手チームの監督から、

「おめでとう、良かったね。君たちなら優勝できるかもしれないから、次の試合も全力で頑張って」

と祝福の言葉をかけて頂いたそうです。

相手チームは、市内で強豪チームとして名が知られていますが、そこに勝っての準決勝進出。先方にしてみれば、僅差で負けた悔しさは、相当大きいはずです。

でも、この監督は、自分のチームだけでなく、サッカー少年を育てようという広く、温かい心を持った方だったのでしょう!

息子のRは、信じられないと言った口調で、勝てた嬉しさよりも先に、この出来事を報告してくれました。

更にRは、「あの監督は試合でミスをしても叱ることなく、逆に、『いいよいいよ、良くなってきているよ』とほめていたんだよ」と教えてくれました。

日本女子サッカー、なでしこを勝利に導いた佐々木監督も、同じように選手たちをほめて育てたそうです。

失敗しても叱らず、「きっとできるよ」と積極的に励まして、選手たちを乗せ、やる気を引き出していたらしいですよ。

今回の桜宮高校の事件は本当に悲しく、ご家族の心痛は計り知れませんが、少年の『生命』をかけた体罰禁止の訴えを無駄にしてほしくありません。そして、これから一人でも多くの心あるスポーツ指導者が、増えて行って欲しいと願っています。

子どもと一緒に作った肉まん、食欲を満たすことも成長期の子どもにとっては大切かもしれません(笑)

蒸したてホカホカは美味しかったですよ。

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