やわらかな心

ふと気がつくとあちこちの街路樹が色づき、秋の訪れが感じられるこの頃ですが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

我が家の双子は中3。来春の受験を控え、将来を見据えながら志望校をどうするか考える時期なので、親も子も何となく落ち着かない毎日です。食卓でも、以前はほとんどなかった、テストや勉強の話題が増えてきています。

先月行われた国語のテストで「立春の前日を表す言葉を漢字二字で書きなさい」という問題が出され、「あんな問題、分かるはずない」と文句タラタラの2人。そこで何と答えたか聞いてみました。

すぐにRは「とにかく知っている言葉で『立冬』と書いた」と教えてくれました。
(私は「立春の前日が立冬なはずないでしょ。まあ、何も書かないよりはましだけど」という内心は言わず)
「ふーん。それでKは?」と聞いたところ、「ザトウ」と答えたのです。その答えに一瞬、キョトン?
みなさん、分かりますか?ザトウは、座る冬、「座冬」と書いたそうです。

私は、思わず大爆笑!
でも、「なるほど、冬が座って、春が立つ。擬人化して考えるとなかなか面白いなあ」と珍解答に妙に感心し、そのユニークな発想に、まだまだ頭がやわらかくて良いなあと、微笑ましい気持ちになりました。
(ちなみに「立春」の前日は「節分」ですね)

やわらかいと言えば、先日ワークショップで出会った小学校5~6年生の子供たちの感性もみずみずしくて、素晴らしかったです。
私の師匠である手塚千砂子先生が、隣りのI市で子供を対象に自己尊重トレー二ングを開催するというので、勉強を兼ねて見学に行ってきました。

講座の最初の方で、先生が「自分のことを好きな人は?」と20人の参加者に問いかけた時には、誰も手をあげなかったのですが、ワークショップ
が進むうちにどんどん変化し、途中から積極的に手をあげ、自分の良いところを発表し始めました。
そして自分ができること、自分の良さを発見し、それを表現することで、表情もイキイキ、キラキラと輝いてくるように見えました。

体の働きをほめて、「ありがとう」と伝える体感トレーニングでは
「心や体が軽くなった」
「フワーって軽くなり、頭が楽になった。優しい気持ちになれた」
「体がふわっとして気分が良くなった。自分が好きになった」
「体が温かくなって、心や体がやわらかくなった」
などの感想が書かれていたそうです。

多くの子供たちにワークショップを行ってきた先生が、講座の後で
「子供には大人のような縛り(束縛感)が少ないから、どんどん良い言葉が入っていって、変わり方がすごく早いんですよ」
と教えてくれましたが、見学していた私にもそれは手に取るように分かりました。
そして改めて感じました。子供の心はやわらかくて素敵だなあ♡と。

そんな子供たちに向かい合う私たちも、できるだけやわらかな心で過ごしたいですね。
みなさんは心をやわらかくするために、何かしていることはありますか?

私は心のビタミンになるという読書が好きですが、最近、(座冬と珍解答した)Kが勧めるマンガを借りて読み始めました。
マンガは『NARUTOーナルト』想像以上に面白く、そのおかげで、子供と話す時間が増えた気がします。

音楽を聴くのも良いですよねえ。
YouTubeに手塚先生が作詞した「ほめソング」がアップされています。優しく和める歌だと思うので、興味のある方は聞いてみて下さいませ♡
https://www.youtube.com/watch?v=wKJPKHhk8tw

シルバーウィークに久しぶりに洞爺湖に出かけてきました。中3の双子はとっても楽しそうで、そんな子供たちの表情をみて私も幸せな気持ちになれました♡
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