朝夕の冷え込みが厳しくなりました。特に朝は温かな布団から出たくない毎日!季節は一気に冬に向かっていますね。(ブルブル)
さて、今日のタイトル「子育ては間違って当たり前」は、先日、テレビで尾木ママ(教育評論家の尾木直樹さん)が話していた言葉です。何気なくつけた番組でしたが、尾木ママの話を聞いて、私は、胸の奥の痛みが少し楽になりました。
今、中3になる双子のKは、運動好きなRと違い小さい頃から音楽が好きで、幼稚園の年長から小6の夏ごろまでピアノを習っていました。始めた当初からピアノの練習は熱心とは言えませんでしたが、学年が増すにつれて友達と遊ぶことが優先になり、練習は更にさぼりがちに。私に言われてしぶしぶピアノに向かうものの、そんな気持ちで弾くピアノは、音楽というより私には騒音に近く感じられ、「いい加減な練習しかできないならやめて欲しい。教えてくれる先生にも失礼だし、そんな音を聞かされるのはうんざりする」と、Kの胸の内をちゃんと聞くこともせずに、やめさせてしまった苦い経験があります。
ピアノをやめてからは、全くピアノに向かうことのなかったKが、今年の夏ごろから、突然、毎日のように弾くようになりました。ある日Kに尋ねたところ、ネット動画で演奏しているのをみたのがきっかけで、急に弾いてみたくなったそうです。
ピアノを弾いているKは、本当に楽しそう!そんな姿を見る度に、私の胸は痛みました。
「毎日練習しなくても、もう少しおおらかな気持ちで見守り、続けさせてみるという選択もあったよなあ」と、親として未熟な過去を思い出し、苦々しいというか子どもに対して、悪かったなあという気持ちになっていました。
そんな思いを抱いている時に、偶然見たテレビ番組でした。
尾木ママには2人の娘さんがいるそうです。
長女は、小さい頃からテレビとチョコレートが嫌いだと言っていたのに、大学生になったある日、チョコレートを食べながらテレビを見ている姿を発見して、尾木ママはびっくり。そこで長女に尋ねたところ、本当は好きだったけれど、「チョコやテレビが嫌いと言うとお父さん(尾木ママ)が喜ぶから」という理由で我慢していたと聞かされ、衝撃を受けたそうです。
「親の前では良い子を演じる子どもたちを『良い子症候群』と言って、自分は教師としてたくさんの子を見て知っていたが、まさか自分の子どもがそうだとは思いもしなかった。全然気がつかなかった」と、一人の父親としての失敗談を話していたのです。
その上で、「親というのは、みんな初めての経験だから、子育ては間違って当たり前なのよ」と言ったのを聞き、教育評論家として大活躍の尾木ママでも、失敗するのだから、自分が間違うことがあっても仕方ないよなあと、心が救われる思いでした。
それまでは、オネエ言葉で話す、怪しいおじさん?だと思っていた認識が変わった私は、偶然、尾木ママの書いた本(『尾木ママの親だからできる「こころ」の子育て』PHP文庫)を見つけたので、早速買って読んでみました。子どもへのまなざしの向け方、親としてできることなど、日頃を振り返りながら、うなづけるところがたくさんありました。そして、失敗してもそれを次に生かす経験としながら、親として成長していきたいなあと感じました。
本から学ぶこともたくさんありますね。読書の秋、皆さんはどんな本をお楽しみですか?
10月の中旬、支笏湖までドライブ。紅葉もきれいでしたが、秋晴れの空が清々しい気持ちにさせてくれました。
いつもブログ楽しみにしてます。今回の尾木ママの『子育ては間違って当たり前』は共感できますね。私も今は落ち着いた生活を送ってますが、仕事をしていて忙しい時は感情的になり本当にひどい言葉で子供を傷つけていたと思います。今になって後悔の日々・・。又昔に戻りもう一度やり直したいと落ち込んでいた時、新聞の投稿に同じような経験をした方の『子育てに正解はない』という言葉に『なるほど』となぐさめられたことが思いだされます。きょうちゃんの息子さんも今は楽しんでピアノを弾いているとのことで本当に良かった。うちの息子も私の仕打ちは意外と忘れているようで助かってますが・・(笑)一生懸命子供の事を思っているからこそ言ってしまうんですよねぇ・・・失敗は次に生かしましょう!では、又ジムで盛り上がりましょうね(笑)
早速のコメントありがとうございます♡本当、子供の事を一生懸命思っているから、つい、感情的になってしまうんでしょうね。
コメントに、息子さんは忘れているようだと書いてありましたが、私も以前、しばらくしてから子供に謝った時に「そんな事あったっけ?」と言われ、ホッとした事があります。
きっと、子供たちは親の事を許してくれているから、覚えていないのでしょうね!子供って優しく、親を思っていてくれる…ありがたい事だなあと思っています。