北海道もいよいよ桜の季節が到来。あちこちで開花した桜が見られるようになりました。
咲き誇ったピンク色の花を見ると嬉しさで落ち着かない私ですが、みなさんはいかがお過ごしですか?
さて、この4月から新しい生活がスタートした方も多いかと思います。
我が家の双子は希望通り、Rが市内の公立高校、Kが少し離れたマチの工業高等専門学校に進学し、新しい歩みを進めています。
部屋が乱雑でも全然気にしないKが、相部屋の寮の生活を始めることになり、寮にうまく適応できるかどうか、私はとても心配していました。(本人はどちらかというと楽しみにしている様子でしたが)
でも、それは私の取り越し苦労でした。
初めての帰省は入寮(入学)して10日程、経った頃。
帰宅して開口一番、「同室の友達とも仲良くやれているし、寮の先輩も優しい。学校もすごく楽しい」とニコニコの笑顔で報告してくれたのです。まずは順調な滑り出しに、本当に良かったなあと一安心。
でも、その後に言われた言葉は想定外でした。
4月下旬から始まるGWの話になった時に、「GWって帰ってこないとダメなの?」と尋ねられたのです。
ダメではないけれど、普通は帰ってくるでしょう。「やっぱり家は落ち着くし、ご飯も美味しい。」と言ってもらいたかったなあというのが、私の内心だったので。
「親離れ、順調すぎ!」と一抹の寂しさを感じた私です。
一方Rは、勉強も部活(サッカー)も頑張ると意気揚々とし、特に部活に対して、かなり張り切っていたのですが、上級生のプレーと頑強な体つきに圧倒され、同学年の子たちの上手さ(春休みから練習に参加した子もいたそうです)に驚き、焦りを感じたようでした。
小中学校でキャプテンを任されてきたRにとって、今のままでは上級生になってもレギュラーは難しいかも?という状況に衝撃を受け、「ヤバイ、ヤバイ」とつぶやき、緊張している様子が伝わってきました。
何とかしようと、頑張り過ぎてしまったのでしょう。なんと練習の初日に、脚を負傷。病院では軽い肉離れのようなものと診断され、1週間は練習を見学し、その後しばらくは、リハビリをしながら部活動に参加していました。(お陰さまで、今は普通に練習できるようになりました)
朝は今までより1時間程早く出て、帰宅時間も遅くなる毎日に、部活と勉強の両立ができるだろうか?という心配もあるようです。
中学までは自信に満ちあふれていたRの、戸惑いや少し元気がない様子に、私の胸も痛みます。
でも、これもRにとっては、きっと良い経験となるのでしょう。
今は、Rが現実を受け止めながら、自分なりに取り組んでいく力を信じて、見守るしかないなあと思っています。
昨年、大学進学で家を離れた娘も含めた3人の子どもは、それぞれの環境の中で、いろんなことを学んで成長していくのだろうと、改めて感じています。
子どもたちが将来、どのような大人になっていくのか?予測できませんが、だからこそ子育ては面白いのかもしれません。
ついつい行き先を案じて、あれこれと考えすぎてしまう私ですが、内心はハラハラドキドキしながらも、子どもの可能性を信じて見守っていける母親でありたいと思っています。(思っていても、気がつくと口が出てしまっていますが)
毎年、この桜を楽しみにしています。今年も美しく咲き誇りながら、早くも強風にヒラヒラと舞っていました。(4月28日撮影)
R君もK君も新たな環境の中で戸惑いつつ成長されているのがうかがえました。Sちゃんも遠い地で学ばれていて親離れを果たされているようでしっかりした娘さんになられているようで心強いですね。
この桜はが咲いているところは、私にお守りを買ってくれたところでしょうか?あの時は私の母のために手を合わせてくれたりありがとうございました。
kyochanも体調が今一つという事がしばしばのようですので、無理はしすぎず穏やかにお過ごしくださいね。
yocoさん、早速のコメントありがとうございました。おかげさまで3人の子供たちは、それぞれの道を自立に向かって歩み始めています。
実は今日、Kが一人東京へ、1泊の旅に出かけました!
どんな冒険?旅行になるのか、ドキドキ落ち着きませんが、子どもの力を信じて、無事帰ってこられることを祈っている私です。昨日、いつも通っている開拓神社に、旅の安全を祈願してきました。ひっそりとした場所にあるこの神社、とてもパワーがあるんですよ。写真の桜から、すぐの場所にあります。今度、一緒に参拝してみませんか?
K君はどんな旅行だったのかしら?
大人になっていく様子を見て行くこと、とてもわくわくします。
R君、大事な経験をしていますね。その他大勢の中の一人がどうやって自分をみつめていくか、その立場になって気づくことは大きいと思うし、今こそ「誉めること」自分の才能をみつけて「認めていくこと」が活かされていくのではないでしょうか。
私も高校生になりピアノで受験することを決めてから、優秀な子が通うピアノ教室に初めて行ったときの衝撃が今も昨日のことのように思い出されます。同じ高校生のピアノが想像を絶する上手さ。中学までコンクールを受けたことがなかったのですから、今思えば当たり前なのですが。私はあまりに知らな過ぎました。
そこでへこたれるような性格でもないですが、何くそ!と頑張るわけでもなく、周りの上手な子に憧れを持ちながら、自分なりに進みました。
自分の中に「良質の種」をみつけて大事に育てていると、そこへ極上の肥料となってくれる「出会い」があります。それは「好きなことに出会っている」という「土壌」があるからこそですね。