可愛い子には旅をさせよ?

5月も下旬になり、新緑が目にまぶしい季節になりましたが、みなさん、いかがお過ごしでしょうか?

私は先日、誕生日を迎え、大台(50歳!)に乗ってしまいました。夫からは「半世紀おめでとう」と言われ、何とも複雑な気持ち。50年というとすごい年数ですが、自分では驚くほど早く感じています。かなり前に父がボソッと言った「人生は思っている以上に短いぞ」という言葉が、実感として分かるようになった今日この頃です。

さて、前回のブログに、寮生活を始めたKが「GWって帰ってこないとダメなの」と言った話を書きましたが、実際は後半、帰省しました。理由は東京旅行の準備のために!

3月初めに進路が決まったKは、新宿で開催されるオーケストラによるアニメ音楽のコンサートチケット(かなりレアらしく抽選で当選したらしい)を、親に相談せずに購入していたのです。そのことが判明したのは入寮する前日。私はびっくりしながら、旅程(交通手段や宿泊)をどうするつもりなのか聞いてみると「それは入学して学校の様子を見てから考える」と悠長な返答。

私は「GWひと月前の今からでは、飛行機や宿の予約は難しく、チケットが無駄になってしまうんだろうなあ。ちゃんと計画もしないで買ってしまうなんて、なんてアホな子だろう」と思いながら、寮へ送り出しました。

ですがその後、Kはネットを駆使して、格安のチケットを見つけ出しました。親子連れで出かけた小6以来、飛行機に乗っていないKが、一人で東京へ行って大丈夫なのかしら?(しかも新宿のホテルに泊まるなんて)と不安は大きかったのですが、全てを自分で手配できたことと、「1年前に東京へ引っ越した友人と会う」という目的もあったので、一人旅をさせてみることにしました。

Kが出かけた週末は、ドキドキハラハラ。安否確認のため、フライト前後やホテル到着時には連絡するように伝えましたが、連絡は遅れ遅れ。加えて、友人と夕食を終え、「今ホテルに戻ったよ」とメールが来たのは11時を過ぎていました。
15歳には許されない帰宅時間でしたが、あれこれ言うこともできず、「元気に戻ってきてくれればそれで良いわ」と、とにかく身を案じていました。なので無事に旅程を終え、「寮に着いたよ」のメールが届いた時には、ホッと一安心。

コンサートも友人との再会も楽しみ、予定通りの行程を済ませたK。先日、帰宅した時に尋ねたら「飛行機もホテルも別になんでもなかったよ。意外と近いんだね」とあっけらかんとした様子。末っ子で一番の甘えっ子だと思っていたのに、いつの間にか、一回り成長したように思えました。

と、一件落着と思ったら、今度は京都の大学に通う娘が、夏休みにニューヨークに行ってみたいと言い始めました。
大学の関係で知り合った方が、今ニューヨークで仕事をされているらしく、「案内してあげるから遊びにおいで」と誘われたらしいのです。なんでもその方は、国際機関で働いているそうで、新しい世界を知るまたとないチャンス!
でも、このご時世、娘一人で行かせていいものかどうか、迷います。

「可愛い子には旅をさせよ」とは、我が子が可愛いなら、親の元に置いて甘やかすことをせず、世の中の辛さや苦しみを経験させた方が良いということ、という意味らしいですが、「可愛いけれど、本当に旅させていいの~」という心境の私です。

ふー、親になって20年経ちますが、まだまだこれから修行?は続きそう。
ドキドキドキドキ、私の心臓は毎日よく働いてくれています(苦笑)。

50歳という響きは微妙ですが、祝ってくれる人がいることに、幸せを感じています。
おめでとうのメッセージをくれた方々、ありがとうございました♡
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