めっきり寒くなり、雪の予報も聞かれています。いよいよ厳しい北海道の冬の到来ですね。
先日テレビで、ワッハッハッハと笑いながらおしゃべりする高齢の女性の映像が映し出され、つられて楽しい気持ちになりました。女性たちは一昔前、高齢の姉妹で有名になったぎんさんの4人の娘たち。年齢は89歳から98歳の4姉妹です。
これは、『クローズアップ現代』という番組の一シーンで、おしゃべりすることが脳を活性化し、認知症予防の効果があることを、脳血流量の測定などの実験を見せながら、紹介していました。最初は緊張気味の4人でしたが、番組が進むに連れ、固さもほぐれ、自然に大笑いする姿に、ついもらい笑いしていました。
今、私が学んでいる放送大学の「かしこくなる患者学」という科目で「笑い」の医学的効果について講義がありました。
5秒間、ワッハッハッハと声を出して笑うことで、深呼吸2回分の酸素を体内に取り込むことができ、30分間のお笑いを見ることで、なんと腹筋運動12回分の効果があるそうです!
楽しく笑うことで、心がほぐれるだけでなく、運動にもなり、血中の糖や中性脂肪が燃焼してくれるなら一石二鳥ですね。
笑うことは、がんの予防や治療効果があるとされるNK細胞(ナチュラルキラー細胞)の活性化や、モルヒネの6倍以上の効果があるともいわれる、脳内麻薬のエンドルフィンの分泌が促されるなど、他にもたくさんの効果があるようです。また、副交感神経が優位になることは、、安らぎ、安心感を感じることにつながります。まさに、いいことづくしの「笑い」です。
11月4日、道新の若い読者の声を載せる「みらい君の広場」に『みんなが笑って幸せに』という岩見沢市内の中3女子の投稿がありました。
その子は、「幸せはどこにでもやってくる」と思い、自分だけではなく、まわりの人が笑っているだけで幸せを感じるそうです。「どんなに小さなことでも幸せを感じることができ、みんなを幸せにできる人になりたい」そうです。そしてもう一つ、笑うことが好きなのは「だれかが笑うとそれにつられて、だれかが笑う」から。家族でも友人同士でも、とても楽しい時間を過ごせるので、「みなさんにも、笑うことを好きになっていつもにこにこしてほしいです」と結んでいました。読んでいて、心がとても温かくなりました。
先ほど書いた、テレビ番組は、子どもたちと一緒に見ていたのですが、テレビを見て笑い、子どもたちが笑う様子を見て更におかしくて笑い、とっても幸せな気持ちになれました。
『笑う門には福来たる』。いつもにこにこしている人の家には、幸せがやってくるはずです。
これから寒い季節になりますが、笑って免疫を高め、健康に過ごしていけたら良いですね。
我が家のグリーンたち。すくすく育っています。