立春を過ぎ、暦の上では春ですが、まだまだ寒さ厳しい毎日です。インフルエンザも流行しているようですが、いかがお過ごしでしょうか?
私は仕事で出かける以外は、閉じこもり気味。家事や勉強の合間に、録画したドラマなどを観て過ごしています。
みなさんは、親が育てられない子どもたちが暮らす施設を舞台にした『明日、ママがいない』はご覧になりましたか?
このドラマ、「赤ちゃんポスト」に預けられた子どもに「ポスト」というあだ名を付けたり、施設の職員が子どもたちに暴言を吐いたりするシーンがあり、赤ちゃんポストを設置する病院から放送中止の申し入れがあるなど、何かと話題になっていますね。私も、見ていて行き過ぎだなぁと不快に感じる場面もありましたが、それ以上に子役たちの素朴な演技にホロリとさせられています。
特に、第一話の中で、ポスト役の芦田愛菜が、同じ施設に暮らし始めた友だちに向かって叫んだセリフ、
「本当のママが自分を愛してくれる!それ以上の幸せって何なんだよ」という言葉はいつまでも頭の中に残っています。
大人顔負けの迫真の演技に加え、このセリフの持つ重み。
ドラマはフィクションですが、ドラマで描かれているように、現実にも色々な理由で母親の愛を受けられず、辛い思いを抱えて生きている多くの子どもたちがいるだろうことを想像して、涙が止まりませんでした。
そして、ふと考えました。母親が子どもを愛するって、どうすることなんだろう?と。
私なりに考えた答えは、『子どもの幸せを願いながら、ありのままの今のその子を肯定して、受けとめること』
なーんか、ちょっと格好良すぎ(苦笑)ですが、そうできるような自分でありたいなあという、高い志は持っているつもりです。
振り返ると、子どもたちが小さい頃は、それなりにできていた気がしますが、成長するにつれ、いろいろと期待するだけに要求も増え、あるがままに受けとめることは、なかなかできていないなあと反省しています。
そんな思いを持ちながら、我が家の3人の子どもたちにどんな時に幸せを感じるか聞いてみました。
中1の双子の一人、体育系で体を動かすのが大好きなRは「それは食べることでしょ」と即答。
双子のもう一人、のんびりやで、気がつくとゴロゴロしていることの多いKは、しばらく考えてから「寝ることと食べることかなあ」と。
高2の娘Sは「え~、何だろう?」とあれこれ考えてから、「美味しいおやつをつまみながら、おしゃべりすること」と答えてくれました。
私は、子どもたちのあまりにも素朴な返答に、思わず笑ってしまいましたが、それと同時に心がほんわか温かくなるのを感じました。理想通りの母親でなくても、子どもを大切に思う気持ちで過ごしていれば、その思いは子どもに伝わっているんだなあと、質問に答えてくれた子どもたちの様子から、感じられたのです。
「どんな時に幸せを感じるかな?」という質問、いろんな子どもの答えを聞いてみたいなあと思っています。子どもたちからどんなユニークなどんな答えがあるのか、楽しみです。みなさんも是非、身近にいるお子さんに聞いてみてはいかがでしょうか。
美味しい料理を作るには、美味しい味を知らなくっちゃ!このお店のシチューも、幸せな味でした♡