泣くこと

ソチオリンピックが終わり、10日余り。選手たちの真剣な姿に、心打たれる場面が多く、私は朝からテレビの前で何度も涙しました。(残念ながら、夜は起きていられませんでした。)皆さんは、いかがでしたか?

さて、涙といえば、最近、とみに涙もろくなってきた私です。なので先日、図書館で目にした『週末号泣のススメ』(安原宏美著 扶桑社)という本を借りて読んでみました。「ナルホド!」思うことがあったので、今日は涙と泣くことについて、書いてみたいと思います。

まずは涙の成分についてですが、「涙の中には、ストレスによって増えるとされる副腎皮質刺激ホルモンやコルチゾールなどのストレスホルモンが含まれており、泣くことで血液中の数値が下がった」ことが「涙の実験」によって明らかになった(産経新聞、1997年)という話が書かれていました。

確かに、泣いた後は気持ちがすっきりしますし、涙も体液なので、あり得るかもしれませんね。涙の成分を分析する実験があったとは、びっくりでした。

次に、なるほどと思ったのは、自律神経との関連についてです。
ご存知の方も多いかと思いますが、自律神経には、身体や頭を活発にする「交感神経」と身体をリラックスさせる「副交感神経」があり、これらが交互に働くことで、身体と心のバランスを保っています。

本によると「交感神経優位でどんどん緊張が高まった頂点で、副交感神経にスイッチが替わって涙が出ます」とのこと。また「泣くことはストレス解消なので(中略)ある種の緊張状態から身体と心を解放します」と神経の働きの面から書かれていて、看護師でもある私は、妙にガッテン。

私が開催している、自分を好きになるワークショップの中に、身体を感じる時間がありますが、その時に「特に悲しい訳ではないけれど、自然と涙が流れてきた」という方が、時々いらっしゃいます。
この方々は、きっと、毎日、仕事や家事を頑張り過ぎていることで、知らないうちに身体に力が入って固くなっていたのでしょう。それが、ワークの中で緊張がほぐれ、自律神経が、交感神経から副交感神経へ切り替わり、それで涙が出ていたのだろうなあと、納得できました。

今までは、ワークの中で「涙が出ても、我慢しないように」とお伝えしてきましたが、より心と身体を解放するためには、「どんどん泣いてください」と言い換える方が良いかもしれませんね(笑)。

私自身も、テレビを見ては泣き、仕事が辛く感じ、悲しくなっては泣きと、泣くことが多く、そんな自分にちょっぴり?嫌気がさしていましたが、これからは気にせずに泣くことにしようと、開き直ることができました。

他には「涙もろい人は優しい」と言われていることを探るためのアンケートの結果があり、「涙もろいと自覚している人ほど、他人の泣く理由や状況について多くの文字で表現する傾向が見られ、逆に自分で泣かないと言っている人は、他人の涙も興味ない(覚えていない?)という結果が見られた。なので、「優しさ」を「他人への共感力」とすると、やはり「涙もろい人は優しい」と言えるのではないか」と書いていました。

これを読んで、ほっと一安心。涙もろい読者の方も良かったですね。あなたは優しい!はずです。

と、本の内容を紹介しながら、涙と泣くことを改めて考えてみました。何か参考になることはあったでしょうか?

さて、早いもので、来月からは新年度。それに向けて、元気をチャージしたい方、ワークに参加してみませんか?私は、ワークショップの2時間が、癒しの時間になるように、自分なりに研鑽を積みながら開催しているつもりです。

3月は18日(火)に実施しますので、ピピッと来た方は是非、お越し下さいませ。みなさんと優しい時間を共有できることを楽しみにしています♡

これは、お友達から頂いた手作りのひな人形です。みーさん、ありがとう♡毎年、大切に飾らせてもらっています。

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