親離れ◯子離れ△

いよいよ札幌でも桜が開花。今年の桜は早いですね。私は、「どこでお花見を楽しもうかな」と思案中。みなさんのお花見の予定はお決まりですか?

さて、新年度が始まり、我が家の双子男子も中3になりました。「前のクラスの方が良かった」とぼやき、新体制(教科担当の先生等)への不満を持ちながらも、受験生としての自覚が出てきたのか、食卓で勉強の話が多く出るようになりました。(実際に勉強に取り組んでいるかどうかは微妙ですが)
娘の大学受験が終わってホッとしたのもつかの間。今度は高校受験生が2人と、今年もドキドキの年になりそうです。

京都へ旅立った娘は、私の心配をよそに、思った以上に新しい環境に慣れ、忙しいながらも楽しく過ごせているようです。
東京の大学に進んだお友達のお母さんからは、「娘がさみしい、さみしいと言っている」とメールが来ましたが、ウチの子は、荷物を送っても連絡をよこさない程、音沙汰なしで、先週、様子を見に行った夫に「さみしくないんだよねえ!」と話したそうです。

親として、ホッとする反面、「あまりにもあっけらかんとしていて、物足りないなあ!少しは寂しがってほしいなあ」という気持ちも正直あります。寂しがりやの娘を心配して、管理人さんが24時間常駐の学生会館に住まわせたので、同じような仲間がたくさんいるせいもあると思いますが。それにしても肩透かし。あれこれ心配して損した気分です。

一方、母である私はというと、実は想像した程、寂しさで落ち込むことはなく、自分でも驚いています。
私と娘は仲良しで、友人の様でしたし、同性としていろんな思いを共有できる(「本当に、男子だったらねえ」等々と共感してくれた)娘がいなくなったら、どうなってしまうだろう?と不安でした。

「子供の引越しを済ませた帰りの飛行機で、泣いてしまう人が多いらしいよ」という話も聞いていたので、自分も泣くかと覚悟していた程です。実際、友人からも心配されて、「寂しくて泣いていませんか」とメールが届いたりもしています(苦笑)
でも、今のところ、大丈夫。もちろん、泣いていません。

ただ、心の奥の気持ちは分かりません。まだ、気が張り詰めているだけなのかもしれないですし。
先月、北海道新聞に「一人暮らし 親子の心構え」という記事が掲載されていましたが、その中でメンタルクリニックの先生が「子供がいなくなれば親は落ち込んで当たり前。自分の気持ちを押し込めず、泣きたい時には泣いたっていいんです」とコメントされていました。
なので、気が緩み、もし泣きたくなったら、友人に気持ちを聞いてもらいながら、我慢せず泣いてしまおう!と思っています。(いつでも泣いていいんだと思っていると何だか気が楽な感じです)

この先生、母親が夫やママ友に気持ちを吐き出して聞いてもらうことは効果的と勧めながら、「子供に対しては、程よい距離感を保ち、電話やメールをしすぎないことが大切」ともコメントしています。
子供の一人暮らしは親子それぞれが自立する絶好の機会なので、親が細かすぎるアドバイスをするのは良くないらしいです。

家にいる頃はあれこれ口も手も出しすぎていたので、今も、娘のことが気になり、頻繁にメールしたい気持ちもありますが、この記事が頭の片隅にあるので、自立を邪魔しちゃいけない!と自分に言い聞かせ、今のところは用事があるとき以外はメールしていません。

来週からはGWが始まります。娘は帰省しないので、様子を見に(特に部屋を掃除しているかどうかが心配です)行きたいところですが、求められていない?のに行くのはやめよう!とこれを書きながら、気持ちが変わりました。
そうして、気がつきました。娘の親離れの方が順調で、私の方が未練がましいなあと。

でも、きっと多くのお母さん方が経験されることなんですよね。嬉しいことではありませんが、どんな経験も自分を大きくするはずと前向きに捉えて、同じ境遇の友人と気持ちを分かち合いながら過ごしていきたいなと思うこの頃でした。

これは平安神宮内のしだれ桜です。可憐で素敵でしたよ♡
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