子どもの優しさに心温まりました♡

昨年、更年期で体調を崩し、仕事を辞めてから１年余り。

仕事を再開できるのはまだまだ先と思っていましたが、機会に恵まれて、３週間ほど前から働き始めました。新しい職場は児童会館。毎日、元気いっぱいの子どもたち（主に小学校１年生から４年生）と関わっています。

３人の子育ては経験しているものの、大ぜいの子どもたちと関わる仕事は初めて。初日はかなり緊張していました。
会館に着いてすぐに「まずは名前を覚えてもらおう」と名札を作ろうとしていると、先輩のAさんが子どもたちに「誰か作ってくれる人」と声をかけてくれました。するとすぐにMちゃんとRちゃんが名乗り出てくれて、名札を作ってくれることになりました。

出来上がった名札は、カラフルで可愛らしく、私の好きなハートマークが描かれていました。私が「ハートが大好きなの。とっても嬉しいわ。ありがとう」とお礼を言うと、２人は照れながらも、満足げな笑顔を見せてくれました。
その時、好きな色を聞かれたので、「どうしてかなあ？」と思っていたのですが、しばらくして、その理由が分かりました。
名札を作ってくれた２人が、今度は私の好きな色の折り紙で、ハートを作って持ってきてくれたのです♡

新しい職場での最初の出来事が、嬉しくて心踊ることだったので、緊張はすぐにほぐれ、気がつくと肩の力も抜けていました。

出勤初日は土曜日で、来館している子どもが少なかったので、週明けの平日、私は、新しく会った子どもたちに名札を見せながら、自己紹介をしていました。
名札は首からぶら下げるもので、よく裏返しになり、その都度、ひっくり返しながら見せていたのですが、それを見ていたKくんが、もう一枚、名札を作って持ってきてくれました。「これを裏に入れたら、ひっくり返っても大丈夫だよ」と。

Kくんはまだ、小学２年生ですが、その観察力とすぐに名札を作ってくれるという行動力にビックリ！
私は、驚きと同時にその優しい思いやりの心に、涙が出そうになるくらい、心がゆるゆるになりました。

パワーあふれる子どもたちは、外で走り回って転び、すり傷、切り傷は日常茶飯事で、傷の手当に追われることもあります。
また、多くの子どもが遊ぶ場所なので、小ケンカも度々あり、仲直りを促す役目もあります。
さらに、わざと叱られること（例えば、机に座るとか）をする子もいたりします。

なので、楽しいことばかりという訳にはいきませんが、キラキラ輝く目をした素直で可愛い子どもたちと過ごしていると、いつの間にか自分も元気になっているのが感じられます。

完全な体調ではない中での職場復帰には、正直、不安も大きかったですが、今は、思いきって新しい世界に飛び込んでみて、本当に良かったと思っています。

まだまだ、新米で分からないことがたくさんあり、出勤前はドキドキもしますが、同時に、子どもたちの笑顔に触れられると思うと、ワクワクした気持ちになり、足取り軽く職場へ向かえています。

夏休みが始まり、通常以上ににぎわう児童会館。暑さが続き体力の面でやや心配はありますが、今年の夏は、心はブルー、気だるかった昨年とは大違いで、楽しい思い出がたくさんできそうです。みなさんは、どんな夏になりそうですか？

MちゃんとRちゃんがプレゼントしてくれた折り紙のハート。私の宝物が、また一つ増えました♡