子どもたちとの思い出

私が児童会館で働き始めたのは昨年の7月中旬。これまで、子どもたちといろいろな思い出がありました。

まずは小2の Sちゃんとの会話。 Sちゃんが8日のことを「はちにち」と言ったので、違うことを伝え、2人で一緒に1日から数えてみることにしました。
「ついたちから、なのか」までは間違いなく数えられていたのですが、次にSちゃんが言ったのは、『はっか』!
初めて聞いたその言葉に、私は目を丸くしてびっくり!そんな私の顔を見て、Sちゃんは『はっか、はっか』と繰り返しながら大喜び。間違えだと分かっても笑ってごまかすその様子に、「子どもって面白いなあ、可愛いなあ」とほっこりした気持ちになりました。

次は、私がAちゃんとゲームを始めた時の小1のRちゃんとのやりとりです。そばで見ていたRちゃんが、
「このゲームはきょうちゃんが勝つと思うなあ」と言うので、私は「そんなことはやってみなければ分からないよ。『神のみぞ知る』だよ~」と答えました。
そうしたらRちゃんはキョトンとした顔をして「え~何?かみのみそ汁?」と言ったのです。

私はその誤変換がおかしすぎて、大笑い。そんな私を見て、Rちゃんもゲーム相手のAちゃんもつられて笑い出し、その場が笑いの渦に包まれました。あの日の笑いのことは、時々、思い出してはくすっとしてしまう私です。
確かに、1年生には「神のみぞ知る」なんて言葉は難しいし、自分が知ってるみそ汁という言葉に聞こえたのもうなずけます。

もう一つは、私にとって宝物となった嬉しい出来事です。
3ヶ月ほど前のことだったと思います。小2のNちゃんが、学校から会館に戻ってきてすぐにこんな話をしてくれたのです。
「今日ねえ、朝、私、学校に行くのが嫌だなあ、行きたくないなあってずっと思っていたの。でもね、そうだ、会館に行けばきょうちゃんに会えるんだと思ったら、元気が出て、学校へ行く気になれたんだよ」と笑顔で教えてくれたのです。

涙が出そうになる程、嬉しかったですし、それを伝えてくれたNちゃんには本当にありがとうという気持ちでいっぱいです。

まだまだ他にもたくさん、心温まる出来事があった1年でした。

なので、私は子供たちと過ごす仕事の時間は、体力的には少しきつくても、とても幸せな時間でした。
ですが、母が亡くなり初七日を終えて、すぐに仕事に復帰した7月上旬は例年にない暑さ。悲しみを抱えながら、なんとか気力で持ちこたえていたのですが、体力が続かず、ダウン寸前。家事との両立も厳しい状況に追い込まれ、迷った末に、一度仕事を辞めることにしました。退職するのは正直、寂しく、辛かったですが、無理をしすぎて倒れてしまったら、それこそ大変だと心を決めました。

もうすぐ四十九日。ゆっくりと体を休めながら、最愛の母を亡くした悲しみから、少しずつ立ち直りつつある今の私です。

母は花火が大好きでした。そんな母を思いながら、函館の花火を見に行ってきました。函館で見ることができた今年の花火も、私の心の中の大切な思い出になりそうです。
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