前回のブログで書ききれなかった講演ついて、お伝えしたいと思います。
まずは思春期の男の子を起こす秘策について、こんなテクニックを教えてくれました。
どんなに大きな声や音で起こしても、なかなか起きない男子に効くと言う、その方法とは?
まずは静かに物音立てずに、その子の部屋に入る。そして、そーっと布団に忍び込み、隣に横たわる。そうすれば、びっくりして子どもは飛び起きる、と言うのです。
会場からはあちこちから笑い声が聞こえました。
もし、試す勇気があったら、ぜひやってみてください。そしてどうなったか、コメントして下さいね(笑)。
さて、ここから本題です。
助産師として、多くの分娩に立ち会っている内田さんは、子育てにおける父親の役割についても言及されていました。
10月10日(とつきとうか)の間、一体化していた母親と子どもには切っても切れない絆がある。でも、残念ながら、父親にはその感覚を体験することはできない。
父親ができることは、夜間でさえも授乳やおむつ交換に起きなければならない、母親の生活を知り、そして労いの言葉をかけてあげることではないか。
と話されていました。
育児には楽しさもあるけれど、多くの家庭で負担が母親に片寄っていると思います。父親に同じ役割を求められないことは、お母さん自身がよく分かっていると思います。父親は何ができるのでしょうか。「毎日、お疲れさま。よく頑張ってくれているね」という一言が、どれだけお母さんの励みになることでしょう。言葉でなくても、さりげなく肩をもんでくれたりすることで、その思いは母親に伝わると思います。
どうかお母さん、一人で頑張り過ぎないで。辛かったら、ご主人に思いを伝えてみて下さい。
思っているだけでは、なかなか気持ちは伝わらないと思いますよ。
やはり子育ては、父親と母親がそれぞれの役割を分担しながら、共同で行うことだと思います。
もちろん、それぞれの役割分担は各ご家庭で違っていて当たり前。
どうするべきかの決まった形はなく、状況に合わせながらその家庭にあったやり方を見いだして行けば良いのではないでしょうか?
お母さんが笑顔で過ごすことで、子どもも安心して、元気に成長していけるはずですから。
風もひんやりとするこの頃、ナナカマドの実も赤く色づいています。皆さん、体調管理には気をつけて下さいね。