看護学生との関わり

前回書いてから、2週間以上ご無沙汰してしまいました。

その間に季節はすっかり秋。急に朝晩の冷え込みが厳しくなってきたこの頃です。

9月の最終週から先週まで、S大学の看護学生を引率し、C市で保健師の地域での活動(乳幼児の健診や家庭訪問など)を学んできました。自己紹介にも書いていますが、保健師でもある私。今回は実習指導の仕事をしてきました。

学生は、病院内の実習が主であり、保健所や保健センターと言った地域での実習は、ほぼすべてが初体験。

その上、毎日の学びや実習レポートなど多くの記録を提出しなければならず、夜を徹して頑張った学生もいました。

初めてのことに緊張しながらも、懸命に取り組む学生に、私はできているところや頑張っている姿勢をほめながら、必要と思われる助言をしていました。(駄目だしするよりも、ほめた方がやる気が喚起されると言う思いがあるので、極力マイナスの表現は避けるように努めていました)

その様な関わりをしながら実習も後半に入ったある日の休憩時間、学生に言われました。

「先生は絶対、私たちのことを否定しない。それは自己肯定感の勉強しているからですか?」と。

さすが看護学生。私の言動を観察していたんですね(笑)

学生たちは、授業の中で、自己効力感(何らかの課題に対して自分はそれを達成できるという期待や自信)は学んでいます。これから仕事をしていく学生は、それを身につけるのも大事だと思います。

でも私は、まず自己肯定感(自己の存在、つまり命自体を肯定する)を育んで欲しいと思っています。

看護の仕事は『命』に寄り添う仕事です。

それを行う看護者自身が、自分自身の命をどのように捉えているのかで、看護の質が変わってくると私は思っています。

親からほめ、認められて育った人は、自己肯定感が育まれていますが、そうでなかった人も「自分自身で自分をほめる」ことを繰り返して行けば、自己肯定感を育てて行くことは可能です。(何をどうほめるかには、ちょっとしたこつがあるのですが、それは今度改めて書いてみたいと思います)今回受け持った学生たちは、しっかり育てられているなあと思いましたが、自己肯定についての学びを深めたら、更に素敵な看護者に成長できるのでは?と感じました。

いつか、看護教育でも自己肯定感について、講義で取り上げて欲しいなあと思っています。

自信がないことに取り組む『勇気』と経験のないことに挑戦する『チャレンジ』を見せてくれた学生たちに、私も刺激されました。私もいろいろなことにチャレンジしていきたいなあと。

学生さん、ありがとう。半年後には良い看護者としてスタートすることを期待しています。

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週末は紅葉狩り兼ねて、温泉へ。疲れた体を癒してきました。自然のパワーは素晴らしいです。

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看護学生との関わり への2件のコメント

  1. mayanei より:

    初コメです!
    3週間楽しかったです(^v^)自己肯定感を高めるというのは、ほんとうに大切なことだと思って、いろいろ考えてます。私もこの考え方がすごくすきです。もっともっと勉強して人としてひとまわりもふたまわりも成長したいなあと思いました。もっときょうちゃんのことをたくさん知りたくなりました(笑)(*^_^*)次は・・・・ふふふ(^v^)

    • kyochan より:

      早速コメントありがとうございます。私の思いを受けとめてくれたんだなあと嬉しく感じました。
      自己肯定感を大切にするということを身近な人たちにも伝えていって欲しいです。

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