親との時間大切に パート2

皆さんにとって、1年の中で、大切な日はいつですか?
色々あると思いますが、その中の一つに自分の誕生日が含まれていると思います。

誕生日は、親しい人とケーキやご馳走を食べながら、お祝いする方が多いのではないでしょうか。リッチにホテルでディナーという方もいるらしいですね。(3人の食べ盛りの子どもがいる我が家では、なかなかできませんが‥‥)
そして、家族や友人から「おめでとう!」のメッセージをもらえる日です。
なので私は、少し前まで、誕生日は、自分が主人公になれるハッピーな日だと思っていました。

でも、今はちょっと違います。誕生日は、この世に私を命がけで産み出してくれた母に感謝する日、つまり「お母さん、ありがとう」の日だと思っています。(お父さんへもありがとうなのですが‥‥)

前々回のブログにも母の変化を書きましたが、ここ数ヶ月ですっかり食欲が落ちてきた母親。
GWに見舞った時には、体重が30kgまでやせ細り、その後すぐに入院。
1日1ℓの点滴以外に、口にするのは好きな果物のイチゴ、メロンなど数切れ。病院の食事はほとんど食べられない日が続きました。

そうなると意識レベルも落ちてきて、会話もなかなかできない状況になり、「母の余命は後どれくらいなんだろう?」という不安が突如、頭に浮かんできました。
17年前に脳の大手術をして、その後、加速度的に認知症が進み、6年前からは特別養護老人ホームに入所していた母。
身体的な衰えも徐々に進み、ベッド上の生活が主だったこの頃。

そんな経過のなかでも、母の終末を考えることはなかったのですが、ここ最近の衰弱ぶりで、急にそうなるかもしれない現実に直面して、かなり心が動揺しました。もし、「母がこの世からいなくなったら?」と思うと、胸が苦しく、一人になると、涙が流れる毎日。

医師との話し合いなどもあり、5月に入ってからは毎週末、母のいる帯広へ通いました。
「もしかして、これが母との最後の時間になるかも?」と、自宅に帰ってくる時には、毎回、後ろ髪を引かれ、母から離れがたい思いをしています。

でも、母のことでいっぱいいっぱいになっても、私は、3人の子どものお母さんであり、看護学生指導や自己肯定ワークの仕事など、やるべきことがあり、泣いてばかりはいられません。

自分の役割を果たしつつも、娘として、できる限り母との時間を大切に過ごすこと、それが今、私にできる唯一のことだと、自分に言い聞かせて過ごしています。

そんな思いの中で、点滴治療の効果もあってか、ここ数日は、病院の食事を口にできる回数が増え、回復の兆しが見えてきています。はたして、これから母の病状がどう経過していくのかは、分かりません。長くはないかもしれませんが、一緒に過ごす時間を少し与えられたのかなと、思っています。

1年前のブログにも『親との時間を大切に』と書きましたが、今、更にそのことを痛感しています。
5月の母の日は終わりましたが、お母さまに会いに行かれましたか?
6月には父の日がありますが、お父さまへの感謝の気持ちをどう伝えようと考えていますか?

ブログを読んでくれているみなさんにも、ご両親との時間を大切に過ごして頂きたいなあと心から願っています♡

今年も円山公園の桜はきれいに咲いていました。今はチューリップがきれいですよ!
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親との時間大切に パート2 への2件のコメント

  1. Fu-Mi より:

    今回のお話はちょうど私が思っていた自分の誕生日のことだったので、ちょっとびっくりしました。もうすぐなので、感謝の気持ちを込めてプレゼントをしようと考えていました。私も親とは遠く離れているので、年に一度会えるかどうかです。今は元気ですが、母はウツになったことがあり、側に付いていたい時にも行くことができませんでした。改めて、話をしたり会える時間を大切にしたいと思います。
    お母様のご容態、日々ご心配でしょうね。家庭やお仕事、勉強、色々がんばっていること、お母様に感謝なさっていること、きっとお母様に伝わりますよ。そのためにも、素敵な毎日を過ごしてください。

    • kyochan より:

      Fu-MIさん、早速のコメントありがとうございました。遠く離れていらっしゃるとのこと、なかなか会えないのは大変ですね。でも、その分、会う時間が濃厚になるかもしれません!お母さまへのプレゼントはもう決まっているのかしら?心のこもった贈り物、お母さまは喜ばれることでしょう♡
      お二人にとって、また一つ素敵な思い出が増えることを願っています。

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